自然災害に備える〜準備の仕方、防災用品まとめ〜
災害から身を守る防災用品は、大まかに3つに分けて準備しておくと良い。
①非常持ち出し品
避難の時に必要な食料、衣類、貴重品、ラジオなどの他、家族に必要なものを非常持ち出し袋に入れ、持ち出しやすい場所に置いておこう。
②非常備蓄品
災害後の生活を支えるもの。飲料水(ポリタンク入り)、懐中電灯、簡易ガスボンベ、固形燃料などを用意しよう。
③防災準備品
地震直後の火災や家屋の倒壊などに備えるもの。消化器、三角消化バケツ、スコップ、のこぎり、防水シートのほか、風呂水の汲み置きもあると安心だ。
☆非常持ち出し袋には生活必需品を詰める☆
避難の時に両手が使えるよう、肩に背負えるものにする。燃えにくく、耐水性のある素材で出来たものがベスト。
・防災ずきん
落下物や火災の炎から頭部を守る。防災ラベルの付いたものならより安心。家族分を用意しよう。
・懐中電灯
広範囲を照らせる大型のものが便利。予備の電池も用意する。
・トランジスタラジオ
雨や露に強い防滴設計で、スピーカーを守る防塵ネット付きのものを選ぶ。電池のチェックも忘れずに。
・ライターやマッチ
濡れない場所に保管し、取り扱いに注意する。ライターやマッチの火は、ロープの切断などにも使える。
・救済用品
家庭の救急箱に入っているものを一式用意しておく。常用している薬なども忘れずに。
・ろうそく
家の中の数カ所で明かりが必要な時には、ろうそくが重宝する。受け皿も用意する。
・飲料水
非常持ち出し用には、少量ずつ缶に詰めたものが便利。多めに用意すると安心。
・食料品
非常用の食料は常温保存でき、調理しないで食べられるものが基本。昔ながらの乾パンや海難用のビスケットバーの他、お湯や水を入れるだけでできる乾燥米も種類が豊富だ。2〜3日分は用意しよう。
・その他
下着、雨具、防寒着、ちり紙、紙コップ、紙皿、割り箸、ナイフ、コッヘル、軍手、筆記用具、裁縫セット、大小のビニール袋など。
赤ちゃんのいる家庭では、紙おむつ、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食、着替え、おぶい紐など。
水害の恐れのある地域では、浮き袋、ロープ、救命ベストなど。
現金、預金通帳、健康保険証、印鑑などの貴重品は、常に身につけておくと良い。
非常用品は年に一度はチェックし、飲料水、食料品、医療品などのうち、有効保存期間の過ぎたものは新しいものと交換することが大切だ。